男性の未婚化はよく話題になりますが、同時に女性の未婚ソロ化も着々と進行しています。
「東京女子」の未婚率は全国平均を大きく上回る!
あまり話題になりませんでしたが、2015年の国勢調査では、東京都の女性の生涯未婚率(50歳時点での未婚率)は約20%もあり、全国女性平均14%を大きく上回っています。全国男性平均の23%とほぼ変わりません(都道府県別の生涯未婚率に関しては「青森で16倍!北日本で密かに進む未婚化の怪」をご参照ください)。
日本人の未婚化が進んだ要因として、いつも取りざたされるのは非正規雇用者の増加などに伴う男性の経済的貧困問題。いわゆる「カネがないから結婚できない現象」です。以前この連載でも、「女性が結婚したがるのは経済的余裕を欲するからであり、男性が結婚したがらないのも経済的余裕を失いたくないからだ」と、双方が結婚にコスパを求めるという記事を書きました(独身男が「結婚コスパ悪い説」を信奉する理由)。確かに、男性の場合は経済的理由で「結婚したくてもできない」という層は一定数存在しますし、年収が低ければ低いほど未婚率が高いことも事実です。
しかし、未婚化が進行した要因は、そうした男性側だけの問題ではありません。女性側の事情もあります。
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