原油相場は2016年1月が重要な転換点になる

イエレンFRB議長と日銀総裁の会見に要注目

14日の日経平均の終値は347円安だった。始値と終値が同水準で終わったことでチャート的には相場の分岐点と考えられるが、今回はどうか(写真:伊藤真吾/アフロ)

日経平均株価は1万9000円を割り込み、14日の大幅安ではチャート上のフシ目である75日移動平均線(1万8736円、12月14日現在)を一時割り込む場面がありました。2万円まで上昇した達成感から短期的な調整があっても不思議ではなかったわけですが、調整幅がこれ以上に大きくなると、そうも言っていられません。

ただ、14日は取引時間中の600円を超える下落から終値は347円安と、いちばん下げたところから272円程度戻る(上昇)形で取引を終えました。ローソク足は「十字足」を形成。これは、取引時間中に上がったり下がったりしたけれど、結局は始値と終値が同水準で終わった足のこと。取引時間中の動きを「上ヒゲ」「下ヒゲ」と呼びます。「十字足」は相場の分岐点になることが多く、今回のように下落が続いたあとに上ヒゲよりも下ヒゲの方が長いケースは、底入れサインになることも少なくありません。

過信は禁物

一方、過信は禁物です。短期的には1万8300円程度まで下げる余地はあるとみています。いずれにしても、9月29日に付けた安値(1万6901円)~12月1日高値(2万0012円)までの上昇の半値押し(1万8456円)に近い水準なので、それを明確に下回る調整があれば危険ということになりますが、おおむね維持できれば持ち直す体力は残るとみています。

目先のポイントは、実施がほぼ確実視されている米FOMC(~12月16日)での米利上げと、イエレンFRB議長会見を受けてのマーケットの反応。事前に騒ぐイベントほど結果的に何も起こらないことも多いですが、やはり気になります。

それと、14日に発表された12月調査の日銀短観の結果を踏まえた上での日銀金融政策決定会合(~12月18日)での結果や、黒田日銀総裁の会見です。年末まで大きな材料がないだけに、反応した方向にヘッジファンドなどの仕掛けが入り、振れ幅を大きくする要因になるかもしれません。

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