弦が要らない「音が出るエアギター」の仕組み

あきらめていたあの曲も演奏できる!

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エアギターの「演奏」はこれで大きく変わるだろう。英新興企業のKurv(カーブ)が開発した「弦のない」ギターを使えば、触ったり、動かしたり、ジェスチャーを用いたりして曲を学び、演奏することが可能になる。

エアギター ――人生の何らかの場面で演奏したいという衝動に駆られた人は少なくないだろう。

このウェアラブル機器のおかげで、ただのエアギターが「本当の」楽器になる。Kurv Guitarはプレイヤーの手の平にきれいに収まるボタンパッドと弦を弾く瞬間を認識するセンサーを搭載したギターピック型コントローラで構成されている。

「パッドを押さえてコードを選択し、ピックで弾くと音が出る」と、Kurvのジャック・フルワー氏は話す。

このギターは、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジとサセックス大学の共同研究により開発された。

「私たちは各種のセンサーや加速度センサー、ジャイロスコープ、磁力計などを組み合わせ、演算能力の高いスマホを使ってリアルタイムで音を作作れるようにした。さらに、この場合は人間のジェスチャーを正しく理解できるような機械学習をさせるなど、さまざまな技術を詰め込んだ」と、Kurvの共同創設者、スラン・グーナティレイク氏は話す。

ギターをうまく弾けるようになるには、手にマメを作らなければいけないほど膨大な時間が必要なため、多くの人がすぐに投げ出してしまう。しかし、Kurvを使えば、誰でも数分でその基本を学ぶことができる。

学生のミリーは、実物のギターを手にしたことはないが、Kurvを手にして5分以内でディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の有名なリフをそれらしく演奏していた。

「自分が弾けるとは思っていなかったけど、今できるということがわかった。すごい!」(ミリー)。

クロマチック・スケール(半音階)も装備したKurvは、ギタリストやミュージシャンにも適したツールであると開発者たちは話す。
「ギターとベースのフレットボードを再現してから、アコースティックギターとエレキギターの再現にも取り組んだ。単音の演奏もできるようにするなど、全部で1000を超えるサンプルを作ったのではないかと思う。つまりは、(この機器には)それだけの可能性があるということだ」(Kurvのジャック・フルワー氏)。

ただし、ギター上級者を取り込むにはもう少し説得がいるかもしれない。

「木の部分がないのが寂しい。やっぱり(ギターは)木の部分が重要だからね。でも、多くの子どもが喜ぶいいおもちゃにはなるんじゃないか」(一般客)。

Kurv Guitarはクラウドファンディングのキックスターター利用して最近起業したばかりだ。このデバイスは特許出願済みなものの、まだ試作段階にある。

が、開発者たちはこの製品がいわゆるアーリーアダプターたちにに受け入れられ、さらに磨きがかかることで、エアギターをかき鳴らしたい人たちに早く音を届けたいと考えている。

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