下山の思想 五木寛之著

下山の思想 五木寛之著

少子高齢化、膨らむ国の借金、一向に減らない自殺者など、人々を取り巻く環境に明るい材料は見当たらない。

著者は、戦後の復興と高度経済成長を「登山の時代」だとするならば、現在の状況を「下山の時代」だと見なす。そして、地震と原発事故は、下山中に大きな雪崩に見舞われたようなものだと記す。しかし、下山とは決してあきらめの行動ではなく、下山には下山のよさがあるとも説く。登山中は必死なため見られなかったような、美しい景色も眺められる。次の登山への夢も思い描けるだろうと。

実り多い豊かな下山をするためにはどうしたらいいのか。震災直前から震災以降の、日本に対する著者の思いを託したエッセー集。

幻冬舎新書 777円

  

関連記事
トピックボードAD
人気連載
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチAD
米中接近の真実

昨年の米大統領選で、トランプ氏は中国に対して攻撃的だった。大統領就任後は、打って変わって融和的だ。ポイントは北朝鮮問題。流動的な米中関係の狭間で日本が進む道を示す。