もはや調べるだけではない!
電子辞書は、「英語の先生」
カシオ計算機
英語での意思疎通には4技能を鍛える必要あり
いつかは――と思っていた英語の勉強。必要に駆られ、本腰を入れようと思っても、仕事をしながら時間を捻出するのは容易ではない。より効果的に英語を上達させるにはどうすればいいのか。その秘訣について、立教大学経営学部国際経営学科教授で、NHK『おとなの基礎英語』の講師としてもおなじみの松本茂氏に聞いた。
「まず理解しておきたいのは、英語力の向上には、『聞く』『話す』『読む』『書く』の4技能をトータルに鍛えることが不可欠だということです。読み書きの能力が高くても、相手の英語を聞き、こちらの考えを表現することができなければ、コミュニケーションの現場では通用しません」
英語圏への留学や英会話など生の英語に触れることは効率的な学習法だが、どうしても時間的制約がつきまとう。今回は、電子辞書という選択肢を考えてみたい。
現在の電子辞書は、もはや単語の意味を調べるためだけのものではなく、複数の教材を収録した「英語の先生」とも言える。カシオの電子辞書エクスワードの最新モデル「XD-K8700」には4技能をトータルに向上させ、実践的な英語力を養うコンテンツが多数収録されている。たとえば「デイリースピーキング」もその一つ。
これは、日本で約30年の英語教授経験を持つデイビッド・セイン氏によるコンテンツ。身近なストーリーを題材としており、(1)英語の会話を3回聞く、(2)会話を英語→日本語で聞く、(3)会話を日本語→英語で聞く、という3ステップで自然と英会話がカラダにしみ込んでいく。
「発音トレーニング」も見逃せない。自分の発音を録音すると、語頭の発音を解析し、採点するコンテンツだ。さらに、発音のポイントを解説し、矯正すべき箇所を丁寧にアドバイスまでしてくれる。
「発音の上達には自分がどのように発音しているのかを正確に把握する必要がありますが、それは容易なことではありません。正しい発音を繰り返し聞くことでリスニング力の向上にも役立ちますし、発音に自信がつけば英語学習へのモチベーションも高まると思います」
また、「英会話スキット・トレーニング」では、様々なシーンを想定した会話表現を収録。相手のセリフに応えるように発音し、繰り返し練習することで対話力を強化することができる。ほかにもNHKラジオ講座の1年分のテキストと音声が計6年分収録されており、基礎からビジネス英語まで、効率よく学習することが可能だ。