ホリエモン×藤田晋「IT界は人材不足だ」

日本はプログラミングを義務教育化すべし

日本のプログラマー不足問題を憂う、堀江貴文氏(左)と、サイバーエージェント社長の藤田晋氏
プログラマー不足が深刻化している。特にシリコンバレーでは、優秀なプログラマーは引く手あまたとなっている。今後はあらゆる産業がネットにつながるIoT(インターネット・オブ・シングス)化への流れもあり、ますます需要が増えることは間違いない。日本も同様で、多くのネット企業がプログラマーの採用に積極的だ。今年6月に閣議決定した「日本再興戦略」でも、プログラミング教育の推進を取り上げるなど、国もIT人材の育成を推進しつつある。プログラミング教育の重要性について、サイバーエージェント社長の藤田晋氏と堀江貴文氏はどう考えているのか。

プログラミングの義務教育化も

――2013年からサイバーエージェントは小学生向けのプログラミング教室を手がけています。

藤田:当時の役員会で、世の中の役に立つ事業をやらなければ、という話が出た。会社の事業内容が多岐にわたってきた今、もっと社会性のあることは何だろうと。役員たちが「小学生向けにプログラミング教室があれば、自分の子どもを行かせたい」と口々に言う。確かに受験科目にないから、学ぶ機会がないし、教えられる先生もいない。われわれは技術者をたくさん採用している会社なので、社会に役立つのではないかと、小学生向けプログラミング教育事業を手掛ける子会社を設立した。小学生くらいの親なら、息子が米フェイスブックの創業者であるマーク・ザッカーバーグ氏みたいになれるかもしれないとか、そんな期待を持って習わせるかなと考えたりして。

――イギリスではプログラミングを義務教育化し、オーストラリアやフィンランドも2016年から必修化される予定です。日本でも導入するべきでしょうか。

藤田:そうですね。日本なんて受験科目に入れたら、あっという間でしょう。一生懸命に受験勉強するから、相当なレベルに達する人が出てくる可能性がある。義務教育で競ってランキングをつけたときに、そこから化け物みたいな人が出てくる風土がある。そうなればもう、ウチの会社がランキングの上位から青田買いしたいですよ。今、僕には2歳の息子がいるが、絶対にプログラミングを習わせます。職業人口的に不足しているのは明らかで、プログラミングができたら食っていける。国際的な競争力のあるものを作るという観点においても、日本でプログラマーを育てないといけない。

堀江:子どもの頃から英語をしゃべっているとうまくなるのと一緒です。今、僕も小学生だったら、たぶんやっていると思う。水泳やスノーボードの選手の中には、中学生で世界大会で優勝する子もいる。別にプログラミングでもおかしくないでしょう。早くやっているほど、色々なチャンスがある。小学生でもアプリをどんどん作っちゃえばいい。

藤田:学校の勉強を一生懸命やるより、実学という意味では、プログラミングをやっていた方がいいと思う。学校の勉強が役に立っているのって、情報工学部とかの学部の子だけですよね。

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