人はなぜだまされるのか 石川幹人著

人はなぜだまされるのか 石川幹人著

たとえば、写真の中の風景の一部や建物の一部が、まるで人の顔のように見えたことはないだろうか。これは、人間の知覚が、「顔」に敏感に反応するようにできているからだ。かつて、天敵の顔を素早く認識する必要があったために、進化の過程で私たちに備わった能力といえる。

このように、人間が自然環境や社会集団の中で円滑に生きるための機能として、進化の歴史を通じて獲得してきた能力を研究するのが、近年話題の「進化心理学」である。

本書では、科学者である著者が人間特有の「誤り」や「だまし」といった具体例を「進化心理学」に基づいて分析、そこから現代という「ストレス社会」を生き抜く知恵なども伝授してくれる。

講談社ブルーバックス 861円

  

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