優良企業の宝庫!「連続増収企業」ランキング

28年増収を続けている会社とは?

上場前からを通算すると28年連続増収を達成しているニトリホールディングスは、似鳥昭雄社長の強いリーダーシップにより、異例の長期成長を続けている(写真は今年3月の決算説明会、撮影:尾形 文繁)

企業の業績で基本となるのは、言うまでもなく売り上げ(売上高)だ。損益計算書の一番上に記載される数字であることから、「トップライン」とも呼ばれる。

売上高は、商品やサービスの販売など、企業の主たる営業活動によって得た収益である。定款によって定められた事業からの収入であり、ここを継続的に伸ばしていくことが企業経営の基本であり王道だ。

その点で企業が成長を目指していくうえでは、売り上げをいかに増やしていくかは永遠のテーマといえる。ただ、売り上げを伸ばし続けることは容易な話ではない。いくら優れたビジネスモデルや商材、サービスを持っている企業でも、ライバルとの競争は常にあり、消費者の好みも時とともに変わる。外部環境もさまざまに姿を変えていく。

『会社四季報』には上場企業約3600社の詳細な財務・業績データだけでなく平均年収や平均年齢、仕入・販売先、メインバンクなど就活や仕事に使える情報が満載。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

にもかかわらず、内外のさまざまな変動要因をはねのけて、20年以上もずっと売り上げを伸ばし続けている会社がある。東洋経済オンラインは、約3600社の上場企業をすべて網羅している『会社四季報』(2015年夏号発売中)で集計したデータを活用して、「連続増収年数が多い企業」のランキングを作成した。

直近本決算までの実績をベースにしており、データがさかのぼれる1990年以降、また上場前後のデータの有無により、必ずしもその企業の正確な連続増収記録とは異なる場合もあるものの、売り上げを伸ばし続けている会社の傾向をざっと把握できるはずだ。

1位は25年連続増収のアークスとニトリホールディングス。アークスは北海道札幌市に本社を置く流通グループで、北海道、青森、岩手でトップシェアを誇る。ニトリは全国トップの家具・インテリア製造小売りチェーンだ。ニトリの場合は、1989年の上場前から増収を続けており、最新決算時点で28年連続という記録を持っている。

20年以上の連続増収企業は全体の0.5%

20年以上の連続増収企業は21社(上場企業全体の約0.5%)、10年以上は130社(同約3.5%)で、本ランキングは過去6年以上連続で売り上げを伸ばし続けている約250社(同約7%)を網羅した。連続増収企業の上位を見ると、小売り業が圧倒的に多い。小売りは未進出の地域に新しい店を出し、そこに商材を並べることで新しいお客を開拓でき、売り上げを伸ばしやすい。ただし、既存店の売上高を維持・向上させていくのにはさまざまな苦労がある。きっちり投資を回収しないと、続けての新規出店もできない。

長年にわたって会社全体で増収を続けるのは、並大抵のことではない。優れたビジネスモデル、上質で競争力のある商材・サービス、従業員の高いモチベーションなどが複合的に実現できている企業にしかできない芸当といえる。はやりすたりにとらわれない堅実な会社が多いのも特徴といえよう。

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