東大生が伝授「クロスワード」頭良くなる遊び方 言葉のつながりを意識して、語彙力を高める

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例えば、以下のクロスワードを見てください。これは、カタカナ語のみを聞くクロスワードになっています。

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東大 西岡壱誠 クロスワードパズル
クロスワード(本書より引用)
東大 西岡壱誠 クロスワードパズル
クロスワード(本書より引用)

質問を見ると、「議論のこと」「精神のこと」となっていて、「え?なんだか、複数個答えが考えられるけど……」と考えてしまうでしょう。

例えば「精神」をカタカナに直すとなると、スピリット、マインド、ソウルなど、いろんな答えが考えられますよね。

クロスワード以外の問題であれば、どれも正解になるでしょう。ですが、クロスワードではそういうわけにはいきません。1つの答えに必ず定まるはずです。

例えば解答欄が4文字だった場合、「精神」を4文字のカタカナに直すとなるとどうなるのか、と考えることになります。

また、今回の場合は「う」の答えが「ジェネレーション」なので、「ジェネレーション」の「ン」が、「カ」の解答欄の左から2番目に入ることになります。

そのため「4文字の言葉で、前から2番目が『ン』であり、『精神』をカタカナに直すとどうなるか?」という問題になります。この場合の正解は「メンタル」になります。ほかのすべての答えは以下の通りです。

西岡壱誠 東大 クロスワードパズル
クロスワード(本書より引用)

このように、クロスワードにおいて重要なのは、どんどん新しい言葉を埋めていくことで、新しいヒントを探していくことなのです。

賢くなるクロスワードの解き方

新しいヒントを使えば、前の問題に答えられるかもしれない。そして、それまでは複数個の答えが考えられる。それがこのクロスワードの面白いところなのです。逆に、クロスワードの問題というのは、複数の答えが想像できる問題があえて出題されている場合があり、そこがほかにない面白さの源泉になっているのです。

頭がよくなるクロスワードの解き方としておすすめしたいのは、「最初の段階で、どんな言葉が入る可能性があるのか、思い付くものをすべて書く」というものです。

それが答えかどうかはわからないけれど、とにかくたくさん思い付く言葉を書いてみるのです。

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