会話のコツは「あいづちのバリエーション」にある 場を盛り上げるあいづちの打ち方とは?

拡大
縮小

まず、「単純あいづち」から解説します。単純あいづちは、「あなたの話をそのまま受け入れていますよ」という意思を伝えるあいづちです。短い反応をすることで、「あなたの話には関心があるので、安心して続けてください」と相手の話を促す役割があります。

単純あいづちは単純な「返事」ではありません。あくまで相手の話を促しています。ただし、毎回「うん」ばかりのおざなりなあいづちでは、相手が自分の話に関心がないと思ってしまいますので、単純あいづちとはいえバリエーションが必要です。

たとえば、「うん(うんうん)」「はい(はいはい)」「ええ(ええ、ええ)」「あー」「へえ」「そうだね(そうですね)」「本当に?(本当ですか?)」「わかる(わかります)」「だよね(ですよね)」「ふーん(なるほど)」「ふむふむ(確かに)」などがあります。

これらの単純あいづちを使い回すだけでもあいづちに変化が出ますので、会話にリズムが付き、あいづちのスキルが一段高くなります。これまで、「やばいっすね」しか使ったことがない人がこれらの単純あいづちを使い回せるようになれば、相手により知的な印象を与えることができるでしょう。

単純あいづちは聞き上手になりたい人におすすめ

単純あいづちは変化させることさえ心がけていれば、多少相手の話にそぐわないあいづちを打ってしまってもそれほど支障はありません。一生懸命に相手の話を聞こうという姿勢が伝わっていれば失礼にあたることはないでしょう。ですから積極的にあいづちをする姿勢を意識しましょう。

目的は、とにかく相手の話を促すことですので、単純あいづちを上手に使いこなせれば、相手はとても熱心に聞いてもらえていると感じることができます。単純あいづちは、バリエーションを使い回すことができればとても効果的ですので、聞き上手で好かれたいと思っている人に最初に取り組んでほしいあいづちです。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
【資生堂の研究者】ファンデーションの研究開発の現場に密着
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT