「ストロング系」愛飲者たちに起きていた大変化 愛飲していたシニア層でも中アルにシフト

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高アルの構成比は2017年の39.7%まで増加し、中アル・低アルの構成比を上回っていた。高アルの構成比は2018年から減少に転じ、代わりに伸びてきたのが中アルだ。中アルの構成比は2020年から高アルを上回っており、2022年以降は半分以上を占めている。

低アルの構成比は2013年から減少傾向にあり、2023年には2013年の半分以下の17.0%にまで減少した。これは、低アルの代わりに中アルを飲むようになった人が増えたことのほか、あえてお酒を飲まずにノンアルコール飲料を選ぶ人が増えたこともあるのだろう。(参考:『「ノンアル飲料」をあえて選ぶ20~30代の飲酒観』)

「ストロング系」好きシニアの消費の変遷は?

40~50代の中年層では、中アルの構成比が2013年には40.8%と最も大きかった。若年層よりもお酒を飲む量が多いことから、高アルが人気となる前は、低アルではなく中アルが中心だったようだ。

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