「トランプ相手ならバイデン有利」の愚かな発想 米民主党は皮算用にうつつを抜かしている

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14日に公開されたCBSニュースの調査では、現段階ではトランプよりもヘイリーの方がバイデンにとって強敵になりうることが示された。現時点でそれぞれの共和党指名候補者が大統領選挙で現職のバイデンと対決したと仮定した場合、バイデンにデサンティスが3ポイント、トランプが2ポイントのリードを有するのに対し、ヘイリーは53%対45%で8ポイント優位に立っている。

民主党は、少なくとも表向きには、「我々は誰が相手でも勝つ」「相手は全員トランプに毒されている」という姿勢を貫いている。そして民主党全国委員会は2022年の中間選挙以降、ニッキー・ヘイリーなどトランプに代わる共和党候補者を定期的に攻撃することで、そのための準備も始めている。

原則を曲げる不誠実な選挙戦術

しかし内々には、ヘイリーの方がより手ごわい相手だという意見には同意しつつも、彼女が予備選に勝つことについては、ごく小さな懸念しか示さない民主党員もいる。

24時間だけ独裁者になり、大統領の権力を使って政敵に復讐するといった発言をしているトランプが予備選に勝つことに比べれば、脅威ははるかに小さい、というわけだ。

「私が知っている民主党員のほとんどは、率直に言って、トランプが大統領に返り咲く可能性を恐れている。だからこそ、バイデン大統領と彼のチームは、トランプの再選がいかに危険かということを繰り返し強調している」

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