英語を話せないあなたが患っている3つの病 それじゃ、できなくて当然だ

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

英語を話すというのは英語の感覚を身につけ、英語を英語のまま理解していく、ということ。その経験から蓄積された英語は「英語」として格納され英語を使う、という場面において口から出る、ということに相成るわけです。

英語は英語のまま理解する、というとなにやら難しそうに思いますが、そんなことはありません。Good bye と声をかけられ、毎回「さようならと言ってるんだな」と日本語を介して理解はしていないはずです。Good byeと言われた状況、文脈、の中でああ、こういう意味なのかとわかったらもう Good byeは Good byeなわけです。

原理的にはこれができれば英語をもうすでに英語のまま理解できた経験をあなたは持っているわけです。

もちろん現実はそう簡単にはいきませんが、まずは英語という栄養がたっぷりつまったフルーツは加工したり薬品漬けにして保存しようとしたりせず、

生のフレッシュなまま味わうのが一番、こう考えるようにしましょう。

以上が英語を話せない人が共通して抱える3つの病です。心当たりがあるかたも多いのではないでしょうか?ではその病いはどうすればよくなるのでしょうか?

話す力は「話そうとする」ことによって伸びる

それはズバリ「話そうとする」に尽きるのです。

英語を話すという力は英語を話すというたったひとつの行為を通して伸びるものです。いくらリスニングをしても、いくら単語をたくさん覚えても、いくらTOEICのスコアが伸びようとも話そうとしない限り英語は話せないわけです。

逆に言うと、正しくインプットし正しくアウトプットするプロセスを踏めば英語は話せるようになります。よく英語を話す機会がないから話せないという人がいますがこれは大きな勘違いです。

英語の4技能「リスニング(聞く)」「スピーキング(話す)」「リーディング(読む)」「ライティング(書く)」。この中で唯一スピーキングにだけが持つ特徴があります。なんだかわかりますか?

それは、道具がいらない、ということです。つまり英語は話そうと思えばいつでもどこでも話せるのです。何にも使わずにいつでもどこでもできるスピーキング、なのになぜしようとしないのか。それはただ、話そうとしていない、それだけなのです。3つの病が原因となって「間違いを恐れて話さない」「日本語から英語への変換が難しくて話さない」「いざ話そうとしても英語のまま頭に浮かんでこないので話さない」ということが起こっているのです。

「話せないから話さない」→「話さないから話せない」→「話せないから~」……なんという負のスパイラルでしょうか。

この3つの病を全て逆に捉えると、そのままスピーキングが上達する秘訣になるのです。

①間違いを恐れずに軌道修正と捉え躊躇わずに話す
②頭に浮かんだ日本語を訳そうとするのではなく簡単な言葉にブレイクダウンしてアウトプットする
③インプットの時に日本語にしてしまわずに英語のままで理解することで話す時英語にアクセスしやすくする

 

この3つです。短期間で英語を話す力がグンと伸びる人と長年英会話スクールに行ってお金を払い続けているのに一向に話せるようにならないタイプの人がいます。もちろん前者の方が圧倒的にまれなのですが、前者のタイプには共通することがあります。それは全ての英語が話せない人への確かな光明になるはず、盗まない手はありません。

①ひとりで話す時間を持っている
②これは英語でなんていうんだろう?とう問いを常に持っている
④言えなかったことを記録している
⑤他人の英語をジャッジしない

 

この4つなのです。ひとりで英語を話す時間、というのは例えばシャワーを浴びている時、会社へ向かう道すがら、寝る前、起きてすぐ、などひとりで何もしていない時間が必ずあるはずです。

次ページ常に英語を意識することで話す力が伸びる
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事