日銀のマイナス金利解除はズバリ「2024年1月」だ いよいよ文字どおり「デフレ経済と決別する年」

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週末(17日)の朝日杯フューチュリティステークス(G1)は2歳牡馬のチャンピオンを決める芝マイル(1600メートル)戦。もともとこのレースは中山競馬場で行われていたが、2014年から阪神競馬場での施行となった。筆者のように中山を主戦場とする競馬ファンにとっては、やや残念な決定であった。

その代わりに、年末の中山で新設されたG1レースが、同じく2歳牡馬を対象としたホープフルステークス(28日)で、こちらは芝2000メートルである。

つまり、2歳牡馬はどっちを目指すかが選択できるようになり、その分、朝日杯FSが薄味になったきらいはある。一昨年の優勝馬であるドウデュースは見事にダービー馬となったけれども、昨年の勝ち馬ドルチェモアは今や「どこでどうしているのよ」状態である。

朝日FSの本命は「行きたがり」の「あの馬」で勝負!

今年はクラシックへの王道たる東京スポーツ杯2歳ステークスの勝ち馬、シュトラウス(8枠17番)を狙ってみたい。ホープフルSではなく朝日杯FSのほうを選択したのは、この馬は気性が荒くて「行きたがり」で、この距離のほうが合っていそうだから。2歳馬ながら堂々たる馬格で、いかにも「マイル王」になりそうに見える。ここは単勝で。

(本記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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