ザコシと小峠の2人が語る「芸人再生工場」の秘密 「大手で一度負けた人も芸人扱いしてくれる」
――最近ではやす子さんなど、他の事務所で下積みがない生え抜きの芸人も育ってきていますよね。
ザコシショウ:たまたまでしょう。やす子が人力舎の門を叩いていたら、人力舎のやす子になっていた訳ですし。でもやす子のキャラクターなら人力舎には入れなかったかもしれないから、やっぱりどんな芸人でも受け入れるSMAだから育ったというのはあるのかな。
小峠:うん、やす子は今のままでいいと思います。
――最近の賞レースは競技化が進んでいると言われますが、お二人が優勝した時と比べて違いは感じていますか。
小峠:『キングオブコント』に関して言うと、レベルは上がっていますよね。今はキャラクター、設定、展開の3つが揃っていないと優勝できないですから。以前のように一発何か強いものを持っていれば勝てるものではなくなった。
ザコシショウ:以前はキャラクターが強めなら、設定が多少弱くても勝てましたから。『R-1』に関してはいろいろ変化している段階なので、また少し状況は違いますが。
――お2人は今、出場しても優勝できた自信はありますか?
小峠:ありますね。優勝した時の2本のネタは自信があるので。
ザコシショウ:世に手の内を明かした状態の今、出場したなら勝てないでしょうね。でもキャラクターが世間にバレていない状態で出場したなら勝てるのかな。
小峠:今でも勝てますよ。
ザコシショウ:小峠先生がそう言っているので、勝てます。間違いないっ!(長井秀和のモノマネで)
――今回、テレビ東京のいろんな番組のテロップを再生させましたが、出たかった番組はありますか?
ザコシショウ:『浅草橋ヤング洋品店』ですね。あの番組に出る芸人はブレイクするイメージがあったので。
小峠:『TVチャンピオン』は“出演する側”は無理なので、レポーターとして生で大食いするようすを見てみたかった。あれだけの大食いの人たちを一斉に見る機会はないでしょうから。
レギュラー化されて若手たちのチャンスの場になれば
――最後に番組の見どころなどを教えてください!
小峠:『元祖!でぶや』のテロップ再生に挑戦した“令和版でぶや”の3人(ママタルト・大鶴肥満、春とヒコーキ・ぐんぴぃ、金の国・渡部おにぎり)は良かったですね。平成版よりさらにデブになってパワーアップしていたので、ぜひ見てほしいです。
ザコシショウ:若手が出るコーナーがあるのでレギュラー化されて、若手たちのチャンスの場になったらいいなと思います。
10/30(月)24:30〜25:00、11/6(月)24:30〜25:00
「テロップ再生工場」のタイトル通り過去にテレビ東京の番組で使用したテロップの再利用を試みる番組