「Surface3」は買うべきか、見送るべきか 新マイクロソフトを象徴する製品が登場
販売は従来のSurfaceシリーズと同様、直営オンライン販売サイトのMicrosoft Storeおよび主要量販店で行われるほか、前述の通りソフトバンクモバイルも販売する。発表資料には「Surface 3 (4G LTE) はソフトバンクモバイル(ワイモバイルを含む)のネットワークのみ相互運用テストを行い検証しておりま。」という記載があった。
ソフトバンクモバイルのエリック・ガン専務によると、日本向けに出荷されるLTE通信機能搭載モデルは、ソフトバンクが使う三つのLTE周波数バンド以外、TELECでのテスト、申請を行っていないため利用できないと話した。
一方、ソフトバンクモバイルはSurface 3向けに専用通信サービスを用意した上で、全国のY!mobile販売店、大手量販店10系列のY!mobile販売コーナーにて独占販売を行う(オンラインのMicrosoft Storeでの販売は別途行われる)。2年契約を結ぶことを前提に、最初の3年間は3980円固定で月7ギガバイトの通信サービスを提供(4年目以降は4196円)する。この通信サービスには連続3日間で最大1ギガバイトまでという通信制限もかからないという。
また、手元のスマートフォンで月額5980円のスマホプランLを契約中の顧客には、7ギガバイトの通信容量をSurface 3と共有できるという。その際、端末代金だけでSIMカードの料金、追加契約は必要ない。また、端末であるSurface3の代金は、一括購入だけでなく割賦での支払いも受け付けるとのことだ。Y!mobileショップでの予約は5月20日に始まる。
取り扱いキャリアはソフトバンクモバイルのみ
すなわち、日本でSurface 3を一般消費者向けに販売するのはソフトバンクモバイルのみとなる。前述したうように、LTE通信が可能な通信バンドが1(2.1GHz)、3(1.7GHz)、8(900MHz)のみとなっているのも、ソフトバンクのネットワークを意識したものだろう。大手量販店での販売もY! mobile取り扱い端末の販売コーナーのみで、携帯電話・タブレットの販売エリアでの取り扱いだ。
ただし、ソフトバンクモバイルのみが一般消費者向け販売を行うものの、日本マイクロソフトとソフトバンクモバイルの間に、独占販売契約といったものはないとのことである。
一方、企業向けにはLTE通信機能を搭載しない、いわゆるWiFiモデルも用意されている。LTE通信機能搭載モデルは、エントリーモデル、上位モデルが、それぞれ7万8800円、8万8800円、WiFiモデルは6万8800円と7万8800円だ。
Surface 3のスペックの詳細をみていこう。同機は10.8型液晶パネルを搭載するWindowsタブレット。薄く軽量なType Coverと呼ばれるキーボード、筆圧検知機能も持つ電子スタイラスペン「Surface Pen」を組み合わせ、タブレットとパソコンの両方で操作性、使いやすさを追求・提案する製品だ。
Surfaceシリーズは、薄く軽量な”タブレット寄り”のSurface(RT)と、Windowsパソコンとしての性格を強くしたSurface Proシリーズ。大きく分けると二つの製品体系があり、前者はインテル製プロセッサを搭載していなかったため、従来のWindows用ソフトウェア(デスクトップアプリケーションと呼ばれる一般的なWindowsソフトウェア)をユーザーが追加することができなかった。
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