何度もダメな相手と付き合う人、その精神構造 パートナー、友人、仕事相手…真実を見抜く方法

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もっとも、非の打ちどころがない素晴らしい人を前にすると、「自分に本気で関心を持ってくれることなどない」と考えがちだ。こうした否定的な考えのせいで、精神的な孤独はいつまでもなくならない。

あなた自身が精神的に成熟するために、自分にとっての新しい行動、考え、価値観を選び、実践してほしい。実践する際は一度に1つか2つにし、すぐにできないからといって自分に厳しくしないこと。

相手と向き合うときに考えるべきこと

◆進んで助けを求める
□たいていの人は、できることであれば喜んで助けてくれる。それを忘れないでいる
□親密なコミュニケーションを介して、しっかり自分の望みを伝える
□自分が頼めば、たいていの人は耳を傾けてくれると信じる

◆相手に受け入れてもらえても、もらえなくても、自分自身でいる
□自分が持っている以上のエネルギーを注がない
□相手を喜ばせようとするのではなく、自分の本当の気持ちを伝える
□嫌々受け入れて、あとで腹を立てて文句を言いそうだと思ったら、断る
□ひどいことを言われたら、別の考えを示す。相手の気持ちを変えようとせずに、その発言をなかったことにもしない

◆精神的なつながりを維持し、感謝する
□「この人は」と思う大切な人とはつながりを絶たず、電話やメールをもらったら必ず返事をする
□自分は、助けたり、助けてもらったりするに値するしっかりした人間だと考える
□相手にイライラしたら、自分たちの関係をもっとよくするために何を言えばいいかを考える

◆自分に対して無理のない期待をする
□いつも完璧でいる必要などないと心に留めておく。完璧にこなすことを考えるより、とにかく取りかかる
□疲れたら、休んだりほかのことをしたりする。我慢しない
□間違えても、人間だから仕方がないと考える
□誰もが自分の感情や、自分の欲求を伝えることに責任を持っていることを忘れない

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