苦手な「ショートカットキー」まるごと覚える凄技 記憶プロ解説「2分割法」で"大量記憶"を効率化

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「簡単に覚えられれば苦労しない」

そう反発したくなる人も多いかもしれません。ですが感情が動いた直後は、通常よりも記憶をしやすくなっています。

なぜなら脳には、感情が動いた記憶ほど残りやすいという性質があるからです。

脳は、感情が伴った情報を優先して記憶するため、「これ使えるかも」と思ったときに学習すると、強く反応してくれます。

「感情が動いた直後」が難しければ、せめてその日のうちに記憶をしてしまうことをおすすめします。

ここでは、先延ばしにしがちな「パソコンのショートカットキーの覚え方」をお話ししましょう。

ショートカットキーといえば、誰にとっても有益な時短術のひとつ。

記憶の仕方とともに、パソコンスキルも更新させましょう。

それも3つや4つを覚えるのではなく、イッキに20個、大量に覚えてしまいましょう(パソコン操作に詳しい方は、おさらいの意味でお付き合いください)。

「ラク・手間」という二分割法

では、いったいどうすれば、大量の事柄を気軽に、そして確実に覚えられるのでしょうか。

秘訣は、まず「覚えたいこと」の全体を「ラクに覚えられること」「ちょっと手間なこと」の2つに分けることです。

自分が「これから注ぐであろう労力の差」によって、全体を区分けします。そして「ラクに覚えられること」はできる限り早めに記憶し、残りのリソース(時間、体力、気力)を「ちょっと手間なこと」に集中して注ぐのです。

そのような分別をせずに、全ての事柄を同じような熱量で覚えようとするのは非効率です。

いったいどういうことか、実際に見ていきましょう。今回は「ショートカットキーの表」を覚えようとするとき、どうすれば効率よく覚えられるかを見ていきましょう。

まず表の全体に目を通し、すぐに覚えられそうなものをピックアップします。ここでは便宜上、私の主観で進めていきますね。

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