寝る前のスマホぐせを一瞬でやめられる「質問」 できれば寝る2時間前はスマホはオフに

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【夜やっていることを朝にまわすポイント】
① 「何をしないか」を考える
まず、就寝前タスクのなかで「何をしないか」を考えてみましょう。今、夜やる習慣になっていることは本当に夜でなければできないことですか?
② 段階的に習慣を変えていく
習慣を変えていくには、次のことを意識してみてください。
 ・夜9時にやっていたことを8時にする「前倒し作戦」
 ・1時間かけていたことを30分にする「時間短縮作戦」
 ・寝室にあれこれ持ち込まない「場所移動作戦」

「早く寝よう!」と決意するだけではなかなか実践までもっていきづらいですが、具体的なアクションというヒントがあればハードルは下がるに違いありません。

夜中に目覚めたとき、スマホで時刻を確認するのはNG

睡眠の質を高めるために今日からできることを、もう1つご紹介しましょう。それは、寝る寸前までついやってしまう、スマホに関する習慣です。

スマホをベッドに持ち込まない、できれば寝る2時間前からブルーライトを浴びない、そして、もしも中途覚醒しても、スマホで時間を確認しない、など、スマホに関する夜の習慣を変えることが睡眠の質と量の改善につながります。

スマホやパソコンと睡眠との関係で考えられるのは、デジタルデバイスの液晶画面から発するブルーライトだといわれていますが、とくに夜にこのブルーライトの光を浴びないことが、睡眠にとって大切です。

その理由は、よい睡眠をとるには、夜に脳の松果体からメラトニンという睡眠を促すホルモンが分泌されなくてはなりませんが、ブルーライトを浴びることでメラトニンの産生と放出が抑制されるからです。

スマホをはじめとするデジタルデバイスとの付き合い方を変えていく努力は、睡眠を改善し、常にベストな脳の状態で過ごせるという大きなギフトをもたらしてくれるでしょう。

よい睡眠のためには、できればスマホをベッドに持ち込まないのがベスト。

すぐにはできないなら、せめて、睡眠中に目が覚めてしまったときに時刻をスマホで確認することだけはやめておきましょう。

次ページ「睡眠への助走」のルーティンを設ける
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