永遠の謎?PTAは、なぜこんなにモメるのか

父親たちをビビらせる“不穏な空気”の正体

(写真:@yume / Imasia)
子どもがいる人は、ほぼ誰もがかかわることになるPTA。学校と保護者、地域との橋渡し役を期待されるこの組織には、さまざまな謎や問題がつきまといます。いったいPTAとどうかかわるべきか?『PTAをけっこうラクにたのしくする本』の著者・大塚玲子が迫ります。

母たちをモヤつかせるあの問題

初めてPTAに足を踏み入れた父親たちををしばしば戸惑わせるのが、母親たちの間に流れる、何やらモヤモヤとした不穏な空気です。これはいったい、なんなのか?! 母親自身も漠然とモヤついているだけで、長い間この問題は放置されてきました。

最初に結論を言ってしまうと、不穏な空気を生み出す最大の原因は「活動時間」だと思います。PTA活動を平日日中に行っていると、どうしても“専業母”と、“働く母”の間の溝が深まりやすいのです。

地域によっては、夜や土日に活動するPTAもだいぶ増えてきましたが、特に都市部は地方に比べると専業母率が高いこともあり、まだ平日日中に活動しているPTAが少なくありません

ひと世代前までは、世の母親の大半は専業主婦でしたから、PTA活動を平日日中に行うのは理にかなっていたのですが、いまは状況がまったく異なります。働く母親が増え、専業母はもはや少数派となりました。それなのに活動時間は昔のままなのですから、どうしたって無理が生じます。

言うまでもないことですが、お勤めの母たちが平日日中のPTA活動に参加するためには、仕事を休まねばなりません。これは大きな負担です。

一方で、専業母も人数が減っているのに、そのなかでPTAの仕事をまわそうとするのですから、こちらもやはり負担が過剰になっています。このような状況は、働く母、専業母、どちらにとっても不幸なものと思えます。

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