コスモ石油は千葉製油所で大規模火災、復旧には長期間要し、経営への影響甚大【震災関連速報】

コスモ石油は千葉製油所で大規模火災、復旧には長期間要し、経営への影響甚大【震災関連速報】

コスモ石油は東日本大震災の影響で炎上した千葉製油所(市原市五井海岸)の火災事故が、震災発生から3日経過した14日夜段階でも完全には鎮火していないことを明らかにした。復旧・操業再開には相当な長期間を要するのが確実で、経営への影響は甚大だ。

11日午後の大地震直後に千葉製油所内で出火。原油精製時に発生するLPG(液化石油ガス=プロパンガス)の貯蔵タンクに次々と引火し、一帯は巨大な炎に包まれた。隣接する関係会社、丸善石油化学などの従業員5名が負傷し、うち1名は重傷だという。

千葉製油所は千葉県市原市の臨海工業地帯に位置し、常圧蒸留装置など主要精製装置を配置した北ヤード、出荷用の製品タンクなどを中心とする南ヤードに分かれている。今回、大規模な火災が起きたのは北ヤードの主要装置に隣接するLPGタンク地帯。空撮映像を見る限り、主要精製装置は原形をとどめている模様だが、「製油所内の詳細な被害状況は把握できていない」(コスモ石油広報室)という。

コスモ石油は全国に4つの製油所(千葉、四日市、大阪堺、香川坂出)を持つが、その中でも千葉製油所は最大。同製油所の原油処理能力は日量24万バレルと同社全体(63・5万バレル)の4割弱を占め、関東首都圏や東北地方への供給を担ってきた。今回の被災でこうした地区にある系列SSへの製品供給は滞っており、他地域の製油所からの供給を急ぐ。製油所の復旧には相当な時間を要する見通しで、経営への打撃は大きい。

(渡辺 清治 =東洋経済オンライン)

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