非正規社員の「比率が高い」500社ランキング

上位には外食大手がズラリ

外食の大手企業は非正社員への依存度が高い(写真:KAORU/Imasia)

アルバイト・パートや派遣社員、期間従業員など、いわゆる「非正規労働者」は日本に2000万人超(総務省労働力調査)。全労働者に占める割合は約38%まで高まっている。相対的に賃金が安く、期間を区切って雇えることからさまざまな企業で社員の非正規化が進んでいる。

東洋経済オンラインは上場企業(金融を除く)の最新本決算(2013年11月~2014年10月期)と5年前の有価証券報告書データなどから、非正規社員にかかわる3つのランキングを作成。第1弾を「『非正規社員をたくさん雇う』トップ500社」(2015年2月25日配信)として紹介したが、それに続く第2弾として「非正規社員比率が高い会社」のランキングをお届けしよう。

トップ500社の平均は約45%

有報にはいわゆる「非正規社員」が「臨時従業員」として規定され、その数が全従業員数の1割以上を占める場合、年間の平均人数を開示することが義務付けられている。そこから、上場企業の非正規社員比率を割り出して、上位500社をランキングした。それを平均すると約45%。全国的な平均よりも高い数字が出た。

1位は小僧寿し。「持ち帰り寿司」のチェーン店として知られる会社だ。回転寿司やスーパーの寿し販売など、競合の攻勢が増す中で本業が苦戦している企業でもある。非正規社員比率は94.5%で正社員数はわずか5%台だ。

ランキングには5年前の非正規社員の増減数や5年前の非正規社員比率も併載した。その変化を追うことで、各企業が置かれた状況や人事戦略の一端が透けて見えてくる。たとえば小僧寿しの場合は、5年前から非正規社員を減らしているのに、非正規社員比率が逆に高まっていることから、台所事情の厳しさが伺える。

2位は、もしもしホットラインで94.4%。コールセンターというビジネスモデルの特性を反映しているといえそうだ。上位の顔ぶれで目立つのは大手外食チェーン。全国に店舗を構えて運営していくには、相対的に賃金の高くない学生や主婦、フリーターなどのパート・アルバイト人員が欠かせないことが伺える。

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは43位(82.5%)にランクイン。一方、同社はこの2月に正規雇用を希望する「契約社員」の800人超を正社員化していく方針などを表明しており、今後は少し比率が下がってきそうだ。

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