iPhone無双!アップル「超優秀決算」の衝撃 たった3カ月で7447万台も売れていた
米国西海岸時間1月27日午後2時、アップルは2015年第1四半期(10~12月)決算を発表した。今回の決算は2014年10月から12月、いわゆるホリデーシーズン向けに投入した新製品の売り上げが含まれており、iPhone 6・iPhone 6 Plus、iPad Air 2、Retina化されたiMacなどの評価を図る決算として注目されていた。
決算はひとことで言えば、市場予想を凌駕する、「超優秀」な内容だ。全体で見ると、アップルは同四半期に746億ドルの売り上げと、純利益180億ドルを計上した。利益率も39%。こちらも向上している。アップルの全売り上げにおける海外比率は65%となっている。米国外での売り上げが大きい米国企業は、昨今のドル高の影響で業績を落としているが、アップルはそんな影響を軽くはねのけてしまった。
iPhoneは中国での増加が目立つ
主役は、なんといってもiPhoneだ。アップルは年末の3カ月に、iPhoneを約7447万台も販売した。この数字は前年同期比で2345万台、46%の増加となり、当然これまでの販売の最高記録だ。
iPhoneについては1月〜3月の2015年第2四半期にも6000万台の売り上げが見込まれており、引き続き、好調な販売が続くと見られる。
過去の記事でiPhoneの強さについて指摘しているが、最も大きいのは高いブランドとロイヤリティを維持している点だ。既存のiPhoneユーザーの8割以上が新型iPhoneを利用し続ける点は、成熟しつつあるハイエンドスマートフォン市場における絶対的な優位性を持っている。
そして2点目はディスプレイの大型化によって、ライバルであるAndroidスマートフォン、とりわけサムスン電子からシェアを奪うことに成功した点だ。その結果は中国・韓国でより大きな効果を生んでおり、中国ではiPhoneがスマートフォンの販売でトップに躍り出た。
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