相手に時間を取らせることは、合理性に欠ける害悪だと見なされがちです。そのため、長すぎるミーティングや、長すぎるメールも嫌がられます。
しかし、最も合理的だと言えるのは、外資系の賃金体系ではないでしょうか?
日系企業の場合、新卒で入社した後に新人研修があり、その後はOJTで仕事を覚えていくものだと思います。外資系投資銀行の若手社員にとって、
OJT?
なにそれ? 食べれるの?
といった感じです。
若手に仕事は教えない!
外資系企業において、仕事というものは懇切丁寧に教えを受けて覚えるものではありません。
基本、仕事とは奪うものです。
日系企業から外資系企業に転職した方がいちばん戸惑うのはここではないでしょうか。
丁寧な引き継ぎというものは基本的にありません。自分の仕事がほかの人もできるようになってしまったら、自分の居場所がなくなってしまうため、積極的に仕事を教える、後輩を育てるという文化が存在しないのです。
なので、若手にとって仕事は盗むものです。
過去の資料を見て、コンセプトを理解し、上司、同僚のやり方を盗んでいく。その経過で罵られ、足を引っ張られ……なんてことは日常茶飯事です。
若手は全力で潰す。
そんな社員も確かに存在します。
まだ経験の足りない若手にとってできることといえば、
呪うことだけです。
私が、外資系投資銀行に入社したときの主任が、こんな
鬼女のような女
でした。
いついかなるシーンでも、モラハラ(モラルハラスメント)を忘れない、そんなタイプの鬼女です。
つねに人格否定のフレーズを織り込み、若手のやる気をそぎ落としていきます。
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