本格化?「ソーシャルショッピング」の正体 これがエニグモ「BUYMA」で稼ぐショッパーだ
ソーシャルショッピングサイト「BUYMA(バイマ)」は、ヤフーの「ヤフオク!」などと同様、個人が出品者にもなれるインターネット上の市場である。特に海外ファッションに強みを持つユニークなECサイトだ。
欧米など海外に在住している「パーソナルショッパー」と呼ばれる出品者が、現地の店頭で見つけた商品の写真をバイマ上に掲載。注文が入ってから、その商品を購入して商品発送を行う。基本的に在庫リスクなしで販売できるうえ、登録料も出品料もない。6万3000人のショッパーがおり、その数は増加を続けている。
このユニークなサービスを運営するエニグモは、東証マザーズ上場企業。取引が成立した際に双方から手数料を受け取る。取引に生じがちなトラブルを避けるために様々な補償を設けるほか、問題発生時にはエニグモが間に入ることで円滑な取引を実現させてきた。
会員数は200万人を突破し、急激な円安という逆風の中でも、商品取扱高、取引件数ともに拡大。エニグモは2015年1月期の売上高を23億7900万円、営業益利益10億円と増収増益を見込んでいる。
プレミアムなショッパーは200人
バイマの強味は、足元で6万3000人に達している「パーソナルショッパー」だ。その居住国は米国、フランス、イタリアなど欧米を中心に世界114カ国に広がる。過去に百貨店勤務やファッション関係の仕事をした経験のある人も多く、日本未入荷や限定アイテムも数多く並ぶ品ぞろえが人気を呼んでいる。
パーソナルショッパーの内、200人は「プレミアムパーソナルショッパー」という名称が与えられている。取引実績が豊富でバイマが安心して取引ができるショッパーであるとお墨付きを与えているもので、初心者が取引する際にもプレミアム経由からの購入を推奨している。
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