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4万字評伝「悲運の英雄」が辿った数奇な人生 第4回 知っておきたいポール・アレンの功績

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シアトルの名門私立学校「レイクサイド・スクール」に通っていたころのポール・アレン(左)とビル・ゲイツ(写真:レイクサイド:スクールのアーカイブより)

特集「ポール・アレンの多彩すぎる生涯」の他の記事を読む

ポール・ガードナー・アレン(以下、ポール・アレン)が、2018年10月16日、非ホジキンリンパ腫で65歳で亡くなった。あまりに突然の逝去で驚いている。

読者の皆さんは、ポール・アレンと聞いて、どういう人を想像するだろうか。

ある人は、太平洋戦争で米軍に撃沈された旧日本海軍の戦艦武蔵を遠隔操縦の潜水艇を使ってシブヤン海の海底910メートルに見つけ出した人と思い当たるかもしれない。

またある人は、プロフットボールのシアトル・シーホークスやプロバスケットボールのポートランド・トレイルブレイザーズやメジャーリーフサッカーのシアトル・サウンダーズの共同オーナーだと思い当たるかもしれない。

だが、ひょっとするとポール・アレンが、ビル・ゲイツと並ぶマイクロソフトの共同創業者であることは、もう忘れ去られているかもしれない。

ここで、ポール・アレンが果たした役割をきちんと書き残しておこう。彼らの起業の軌跡に関心のある方には、ぜひ全文を読んでいただきたい。とはいえ長文(4万5000字)になるので、ポイントを飛ばしながら読んでいただいても構わない。

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