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経営者も引き付ける「競馬の魔力」に迫る 20年ぶりに人気復活、知られざる産業の実態

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経営者にもファンが多い競馬。ただのギャンブルと見られがちだが、知れば知るほどのめり込む世界がある。その奥深さに迫った。

(本誌:福井 純、猪澤顕明、鈴木良英、中島順一郎)
写真:GⅠジャパンカップを控えた東京競馬場は熱気を帯びている

今年デビューした藤田菜七子騎手。アイドル顔負けの人気を誇る(The Asahi Shinbun/Getty Images)

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競馬ファンが待ちわびる、年に1度の祭典が今週末に迫る。1着賞金3億円と国内最高を誇る「ジャパンカップ(GⅠ)」だ。日本のトップクラスの馬だけでなく、海外で活躍する外国馬も参加する。歌手・北島三郎氏の所有馬で、今年の天皇賞(春)を制したキタサンブラックが参戦を予定しており、大きな盛り上がりを見せることは間違いない。

競馬はギャンブル。多くのファンの目的は一獲千金を実現することだろう。ただし射幸心だけでは説明しきれない魅力がある。というのも、ファンの中には合理的、論理的に考えることを得意とするエコノミスト、馬主には損益に敏感な経営者などもいる(詳細は関連記事「企業経営者もズラリ! 華麗なる馬主群像」「競馬の正しい楽しみ方」)。普通に考えれば損をすることが多いとわかっているにもかかわらず、なぜのめり込んでしまうのか。

一つはサラブレッドの歴史が凝縮された血統やこれまでの競走成績など、さまざまなデータを読み解く楽しさがあるからだ。

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