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中古マンション 本当に買いか 都内では平均4000万円

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埼玉県に住む加藤英彦さん(仮名、36)は3月、中古マンションを購入した。築20年、約60平方メートルで価格は約2500万円。家族が増えたのをきっかけに、現在住む市内で半年かけて物件を探した。

現在の賃貸マンションより広くて、駅に近く、日当たりのよい部屋。そんな欲張りな条件を満たすために、初めから中古を探した。「住宅のために生活レベルを落としたくなかった。今はとても満足している」(加藤さん)。これから床や壁紙の張り替えなど、300万~400万円かけリフォームするつもりだ。

新築の価格高騰を受け、中古マンションに再び注目が集まっている。中古マンション再販大手、インテリックスの山本卓也社長は、「人気が高いのは、駅に近い利便性の高い物件。若い人たちを中心に中古に対する抵抗感がなくなってきた」と話す。郊外で新築供給が減っていることもあり、山本社長は「数年のうちに中古が新築の供給戸数を逆転する」と見る。

最近では中古住宅を自分の好みや暮らし方に合わせて大規模改修するリノベーションも広がりつつある。

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