NTTドコモのiコンシェル、成熟市場の突破口となるか

NTTドコモのiコンシェル、成熟市場の突破口となるか

9月26日、千葉中央公園で開かれたストリートダンスのイベント「ダンスパーク」。その熱狂から1週間後、参加したAさんの携帯電話に1通のお知らせが届いた。「10月17日開催の中央区ふるさとまつりにsea焼き千葉(塩焼きそば)が出店!お買い物総額より50円引き致します」──これはNTTドコモの情報配信サービス「iコンシェル」を使った販売促進だ。

利用したのは千葉で解体業を営む川上興業。社員10人の小さな会社だ。本業の傍ら、各地のイベントで屋台の飲食店を出店している。「sea焼き千葉」とは、地元の魚介類を使用した塩焼きそば。地場のB級グルメとして定着を狙っている。

川上俊紀社長は「この焼きそばを食べに人が訪れるくらいに育てたい」と意気込む。が、常設でない屋台のため、従来はどこに行けば食べられるのか、告知が難しかった。それを可能にしたのがiコンシェルだ。

その仕組みはこうだ。店頭やウェブ上でユーザーに電子クーポンを取得してもらう。するとドコモのサーバー内に履歴が蓄積され、企業側が新たなクーポンを更新したときにユーザーに再び配信される。

スケジュール表の機能もある。雑誌、サッカーなど興味のあるジャンルを登録すると、関連商品・イベントの発売日、開催日が記載される。ドコモのサーバーにはユーザーの嗜好や行動習慣に関するこうした情報(ライフログ)がたまっていく。


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