日本振興銀行に頼った重いツケ、インデックスが4期連続の巨額赤字

日本振興銀行に頼った重いツケ、インデックスが4期連続の巨額赤字

携帯電話コンテンツなどを手掛けるインデックス・ホールディングスが10月20日に発表した2010年8月期決算は、事前の黒字計画から一転、4期連続の巨額赤字に沈んだ。
 
 携帯電話コンテンツなど事業そのものは、不採算事業の撤退効果などもあり減収ながらほぼ計画線の営業利益、経常利益を確保した。しかし、特別損失を107億円計上、74億円の赤字に終わった。一定程度の特損はリストラ関連損として織り込まれていたが、大きな誤算となったのが、経営破綻した日本振興銀行関連の損失だ。特損のうち58億円が振興銀関連だった。
 
 かつて携帯ネット関連の中核銘柄として注目を浴びたインデックスH。ネットブームを追い風に、内外で積極的な買収・出資を行い、物販、映画制作、果てはフランスでのプロサッカークラブ運営まで、グループを急拡大させた。しかし、それらの拡大戦略はほとんどが成果をあげることなく、結果的に多額の負債だけを抱えることになった。
 
 そして拡大方針を断念、買収企業の売却などリストラに転じたところで起こったのがリーマンショックだ。ただでさえ厳しくなっていたインデックスHに対する銀行の眼は、極めて厳しいものとなり、資金繰りのため日本振興銀行に駆け込んだ。09年前半には新規融資のみならず、資金調達を目的とした資産の売却先はほとんどが振興銀行グループという状態になっていた。
 
 振興銀との関係を深めていた当時、同社幹部は「振興銀のレピュテーション問題についてはある程度、認識はしている」と語っていた。とはいえ、都銀からの融資拡大が不可能な情勢下で、綱渡りを承知で振興銀以外に頼る先がなかった。
 
 事件を受けて振興銀行の融資先で形成する「中小企業振興ネットワーク」からは離脱したものの、現在なお、振興銀グループからの借り入れは87億円あり、また振興銀グループ企業への債務保証も34億円を抱える。

落合正美社長は「借り換えについて(振興銀の管財人となった)預金保険機構と先週から交渉を開始している。正常債権として、借り入れはブリッジバンクへ継承してもらえると認識している」と説明する。万が一にも、正常債権と区分されない事態となれば影響は深刻だ。

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