「苦しい嫉妬の感情」をスッと消す実に簡単な方法 有名人には嫉妬しない理由を考えてみよう

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嫉妬心は、いろいろなところで芽生えます。才能、容姿、若さ、お金、役職、健康、学歴、恋人や夫の資質、愛されていること、認められていることなどなど、キリがありません。世の中では嫉妬の感情が渦巻いて、どれだけ足を引っ張り合っていることか……。

でも、嫉妬の感情はわりと簡単に解決できます。

「人は人、自分は自分」

これさえ、日ごろから心に刻んでおけばいいのです。人と自分を比べなければ、嫉妬をすることもありません。もし嫉妬の感情がわいてきたとしても、「自分には自分の道がある」と自分を認めることができれば、嫉妬心を撃退することもできるでしょう。

一点だけを見て人と比べるのは、短絡的な考え。才能で嫉妬したとしても、自分には別の才能があるかもしれない。相手がもっていない多くのものをもっているはずです。人間の価値なんて、測れるものじゃない。一点だけで、「勝った、負けた」と感情的になるなんて愚かなことでしょう?

嫉妬をしないラクな関係を目指そう

嫉妬は苦しいものであり、同時に見苦しいものです。感情のなかでも、いちばん知られたくない、恥ずかしい感情。だれもが「自分が劣っている」ということを認めたくない。そんな感情を人に見せたくはない。だから、わかりにくい屈折した表現になってしまいます。

こんな話で盛り上がるとしましょう。

「そうそう。○○さんって管理職になったけど、社長のお気に入りだったからみたい。実力じゃないのよね」

ここでは、「かわいがられたり、認められたりしていいなぁ」とうらやましい。でも、そのまま素直に、「うらやましい」とは言えず、もやもやとした“嫉妬”になり、そんな人が集まっていると“共感”になり、無意識に強い連帯感を生み出すこともあります。

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