海外ドラマで英語学習「1話2回見るのがコツ」な訳 英語の音声と字幕機能を使ってフレーズを盗む

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『Stranger Things』のセリフを盗む

Netflixが配信する『StrangerThings(ストレンジャー・シングス)』は、言わずと知れた大人気シリーズ。男の子が行方不明になった事件を発端に、インディアナ州の小さな町で次々と怪奇現象が起こるというハラハラドキドキのSF ホラーです。

そんな『Stranger Things』のセリフからフレーズを盗んでみることにしましょう。ホッパー警部は、のどかなホーキンスという町の警察署長という役どころ。次の英文は、朝、出勤したばかりのホッパー警部が、事件の報告を受けて口にするセリフです。

Mornings are for coffee and contemplation.
(朝はコーヒーと瞑想のための時間だ)

これは「朝くらいゆっくりさせろ」というニュアンスの一言。こんなさりげない一文にも、盗めるフレーズがあります。

セリフの頭にくるMornings are for というフレーズ。和訳と照らし合わせてみると、「朝は○○のためにある」という意味で使われているのがわかります。英語を盗むときは、簡単な単語の組み合わせでできているところに注目してください。

こんな言い方って、教科書ではまず目にしませんよね。でも、あとにくるcoffee and contemplation を自分流に変えれば、次のような言い方ができると思いませんか。

My mornings are for playing with my cat.
(私の朝は猫と遊ぶためにある)
Sunday mornings are for oversleeping.
(日曜の朝は寝坊のためにある)

こんなふうにさらりと華麗にフレーズを盗んじゃいましょう。「これって簡単に使えそう」っていうフレーズに出会ったら、キャラのセリフを自分なりのひとりごとに置き換えてしゃべってみるっていうのが盗み方のコツです。

目についたフレーズをネットの辞書で検索する

『Gossip Girl』のセリフを盗む

『Gossip Girl』はニューヨーク・マンハッタンの一角にあるアッパー・イーストサイドを舞台に、超セレブな高校生たちが繰り広げる学園ドラマ。英語としては10代、20代ならではのスラングっぽい表現が多いのが特徴ですが、このドラマにハマっている当時、同世代だった私にとって「自然でイケてる英語」も知れるいい教材でした。

『Gossip Girl』には例えば、こんなセリフが出てきます。

If you’re going to be sad, you might as well be sad in Paris.
(どうせ悲しむなら、パリで悲しみなさいよ)

これは、落ち込んでいるブレアに対して、親友のセリーナがパリ旅行に誘うときに言うセリフです。聞いたとき「かっこいいなぁ。こんなセリフ、私も友だちに言ってみたいなぁ」ってすっかり気に入っちゃいました。

次ページ注目は「might as well」
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