20万人登録YouTuberが「半年で収益化」した方法 ブログとの相乗効果や「動画作成のコツ」を紹介

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現在、YouTubeチャンネルには、エンターテインメント系、受験・資格勉強を教える教育系、日々の生活を発信するVlog、そして私のように投資情報を発信する投資系などさまざまなジャンルがあります。なかでもエンターテインメントやVlogなど映像でひきつけるジャンルは、高価な機材をそろえて映像の質にこだわる必要があります。一方、教育系・投資系動画では、映像美よりも情報の質が重要です。高価な機材は必要ではなく、初期投資を抑えることができます。

私のYouTubeチャンネルは、投資情報を発信するチャンネルのため、情報の質が重要であり、映像美は求められていません。YouTubeを始めるにあたっては、学生時代のPCを引っ張り出してきて、PowerPointでスライドをつくり、PC内蔵マイクで音声を収録して投稿していました(その後、収録用に1100円のマイク付きヘッドホンを購入しました)。動画編集は無料動画編集ソフト「AviUtl」「DaVinciResolve」を使っているため、初期投資なしでチャンネルを運営することができています。

現在はスマホのカメラ機能向上により、高価な機材を買わなくても、工夫次第できれいな映像を撮ることができます。YouTubeを始める前の機材選びに時間をかけるより、動画投稿をしていく中で修正点を見つけ、それを改善できるような機材をそろえていくのがよいと思います。

動画作成のコツ

動画を作成する中で意識すべきは、ブログと同様に「人の役に立つかどうか」です。たとえば、30歳の男性が、突然日常の食事風景を動画にしたところで需要はありません。見られる動画をつくるためには、つねに自分の動画が「いつ」「だれに」「どのような悩みに」役に立つのかを考えなければなりません。役に立つという評価を受けることができれば、「今後もこのチャンネルを見たい」と思わせることができ、チャンネル登録してもらえます。

私がYouTubeを始めた当初は、「役に立つ」ということを一切考えずに動画を投稿していました。そのため、自分が実践している投資手法や投資成績など、「自分が発信したい内容」の動画ばかりをつくっていたのです。しかし、見ず知らずの20代投資家の投資成績・投資手法を見せられたところで、だれの役にも立たず、再生回数は伸びず、チャンネル登録者もいませんでした。

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