過去の就職氷河期に学ぶ、卒業後でもリベンジ内定を獲得する方法

過去の就職氷河期に学ぶ、卒業後でもリベンジ内定を獲得する方法

一部の企業では早くも内定通を出し始めているが、学生には厳しい状況が依然、続く。過去の不況期に就職活動した学生たちは、どのように内定を得たのか。

6割超が「希望条件を緩和」

総合人材サービスのインテリジェンスが運営する求人情報サービス「an」が、10年前の就職氷河期に内定を得られず卒業し、その後1年以内に正社員となった100人を対象に卒業後の就職活動に関する意識調査を行った。

調査によると、失業後に「選択基準を変えなかった」が37.0%と最も多かったものの、「希望の職種を広げた」「希望給与・待遇を緩めた」「会社規模や知名度の対象を広げた」など、条件を緩和した人が6割を超えた。

対象者からの「在学中は全く興味がない分野で、マークしていなかった会社と出会えた」(2003年大学卒業 男性)という声にも表れるように、希望以外の職種・条件の求人も幅広く見ることが成功へのカギと言えそうだ。

視野を広げて活動を

応募や面接を受ける以外に取り組んだ活動について聞いた回答は、「応募や面接以外に就職のためにした活動はない」(48.0%)が最多となった。

一方で、「先に就職した友人からの情報収集」(23.0%)、「興味のある仕事やアルバイト」(22.0%)、「スキルアップのための資格や語学の勉強」(22.0%)と、企業と直接コンタクトをとる以外にアクションを起こした人がそれぞれ2割程度いたことが分かる。

「an」編集長の奥山真氏は「今回の調査から、卒業後も就職活動を続けている既卒者は会社選びに積極的で、仕事への意欲も強いことが分かる。彼らを新卒採用の対象から外している企業は少なくないが、この層も選考の対象に含めることが、より効果的な採用につながるのでは」と解説する。

既卒者にも有望な人材は潜んでいるといえそうだ。
(フリーライター:田中志穂=東洋経済HRオンライン)

【調査概要 】
■調査方法
インターネットリサーチ(複数回答)
■調査対象
2000~2005年の間に高校、専門学校、短期大学、大学、大学院のいずれかを卒業した方の中で、在学中に就職活動で内定を一切獲得せず、卒業後1年以内に正社員となった人
■調査時期
2010年3月
■有効回答数
100人

人事・労務が企業を変える 東洋経済HRオンライン

 

 

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