なぜ、私の歳をきくの? 本田重道著

なぜ、私の歳をきくの? 本田重道著

著者は「年齢を理由に悔しい思いをしたことはないか」と読者に問う。「実質年齢」こそが本来の生き方であり、老若男女が歳に関係なく活躍できる社会がなぜ実現しないのか、と。

世界最長の平均寿命は、医学の進歩や、環境の整備、社会の安寧など、営々たる努力によって成し遂げられてきたはず。それが人々の幸福の拡大という形で現出せず、高齢化がもっぱら福祉や経済効率の問題としてとらえられていることに、大いに問題ありとする。

もともと年齢による価値判断は、長い間の社会習慣として定着し、その不合理性や差別的側面に目を向けることなく放置された。このため、社会組織の運営上の基本になった。少子高齢社会に直面した日本は、社会を根本から作り変えるぐらいの覚悟を持って、年齢制度の改革に取り組む必要があると論述する。

日本の再生は、年齢不問(エイジフリー)の雇用・社会慣行の確立からと舌鋒鋭く提言する。

飛鳥新社 1260円

  

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