(第35回)<石田純一さん・後編>いまだに夢を追い続ける日々

(第35回)<石田純一さん・後編>いまだに夢を追い続ける日々

●探究心を教えてくれた恩師

石田純一  心に残る先生といえば、青山高校のときの、現代国語の八幡先生です。「現象面にとらわれるな」ということをよくいう先生でした。『山月記』(中島敦)や『源氏物語』(紫式部)は、両方とも教科書にも載っている名著ですが、その先生が言うには、本来この物語はすごい!と。教科書にはけっして載らないような内容まで、深く掘り下げて話してくれるのです。
『源氏物語』だったら、光源氏はさまざまな女性と浮名を流しますが、そのときどきの光源氏の状況によって、この女性が必要だった、などと話してくれるのです。そのような話なら俄然興味がわきます。
「現象面にとらわれるな」というのは、例えば、「UFOを見た」ならば、「見た」ことを騒ぎ立てるのではなく、「だから何?」というその後の話をしなさいと。ものごとに隠された原因や、どこへ向かおうとしているのかという探求心とアカデミックな目、感性を学びました。
 先生も自主授業のときに自己批判をさせられて、それからの授業はさらに素晴らしかったです。僕は勝手に恩師だと思っています。

●精一杯夢を追いかけた大学時代

 大学は早稲田に進学しますが、この頃から映画監督になりたいと思っていました。ダメだったら脚本家、それもダメなら映画評論家って(笑)。今でもそんな気持ちはあります。まだ映画監督をやったことがないから、才能があるかどうかもわからないですけどね。
 そのために、たくさんの映画を観ようということで、年間400本くらい観ました。それであまり授業に行かなくなっちゃったんです(笑)。夢を追うことで忙しいでしょ(笑)。
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