あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第1回)--突然の「早期希望退職」が人生の転機に

あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第1回)--突然の「早期希望退職」が人生の転機に

2003年4月、ペーバードライバーの運転免許以外には何の資格もなく、資格に対する興味もなかった私の第二の人生が始まりました。20年以上勤続した会社が突然、「早期希望退職者」を募集したのです。

第二の人生への転機~ナンクルナイサー~

対象社員は退職予定日の8月31日時点で「40歳以上かつ勤続5年以上」の者で、条件は退職金の割り増しと、退職日までに残っている有給休暇をすべて消化してもよいというものでした。まもなく45歳になる勤続21年の私は、まさしくこの条件に合致しました。当時、中間管理職として仕事に対して閉塞感を抱いていた私は、とにかく今の状況を変えたいとの一心で募集初日に応募していました。

私は決して次の就職先や将来のことを考えて会社を辞めたわけではありませんでした。先のことはよく考えずにその場の勢いで辞めただけです。年齢的なこともありますし、考えれば考えるほど却ってやめられなかったと思っています。ただ、割増退職金で残っている住宅ローンを完済できそうでしたし、借金がなければ「何とかなるさ~ナンクルナイサー~」と何となく感じていました。

もちろん普通ならここで家族の大反対となるところですが、7歳年下の気楽な性格の妻は「人生一度きり! 好きなようにしたほうが楽しいじゃない(笑)」と後押ししてくれました。ただ、次の就職先の当てもなくやめることについて名古屋の両親は大反対。子供はいませんでしたが、大病のためわが家で引き取ることになっていた義母は、「そんなところに転がり込んで大丈夫かしら」と心配していました。

45歳も荒野をめざす

でも、肝心の私は約1カ月半の有給休暇を使ってバックパック旅行ができるという喜びで興奮状態。高校生のころ五木寛之の『青年は荒野をめざす』を文庫本で読み、自分もいつか船でロシア(当時はソ連)に渡り、シベリア鉄道の旅をしてみたいと夢を見ていました。とても「青年」とは言えない年になっていましたが、それが今実現できそうなのです。

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