「週4時間だけ働く」生活を編み出す方法

“お粗末な生活”から抜け出した、人気作家に学ぶ

連休でホッとしていると、誰しも、こういう日がいつまでも続くといいのになあと考えるだろう。毎日、目まぐるしく仕事をし、残業も続く。ようやくやってきた週末はあっという間に終わり、また1週間が始まる。

そんな生活をしているならば、ちょっと考えてほしい。もし、週日は仕事を4時間だけすれば生活できるとなったらどうだろう。そんなことが可能なはずはないと思うだろう。だが、誰にでもそれが実現可能だと言ったのがこの人、ティム・フェリスだ。

週に80時間も働いた、お粗末な過去

夢の働き方を手に入れたティム・フェリス(写真:The New York Times/アフロ)

ティム・フェリスは、2007年に『週4時間だけ働く』という本を出して、一躍、注目を集めた。その後、効率的にダイエットする『4時間ボディ』、プロ級の料理の腕を短時間でマスターするための『4時間シェフ』をいずれもベストセラーリストに上げた。

フェリスは人気作家であり、ライフハッカー。そして現在、シリコンバレーを拠点にスタートアップに投資をしたり、アドバイスをしたりもしている。生活を楽にし、仕事をやりやすくするというフェリス流のアプローチは、インターネットビジネスやサービスで起業家たちがまさに提供したいと考えていることにほかならないからだ。

悠々とした生活を勧めるフェリスだが、もともとこの本が以前の彼のお粗末な生活への憤りから生まれているのは面白い。

テクノロジー企業に就職して、セールス担当となったフェリスは、週に40時間働いて給料があまりに安いことに愕然としたという。魂を売るような毎日から脱出を図るために起業。サプリメント販売会社を興した。ところが、こちらは給料は高いものの、週に80時間労働。同じように、自分をなくしてしまうような毎日だった。

しばらく続けた後に、会社の運営を人に頼んで旅に出た。自分の生活を見直そうとしたのだが、結局15カ月ほども世界を放浪し続けることになった。そしてその間、会社は何の不自由もしなかったのだ。

基本は、80:20ルール

そうした経験から書いた本が、『週4時間だけ働く』である。基本になっているのは、80/20というルールだ。これは、「自分の80%の生産性は20%の時間で達成できる。そして、仕事上の20%の不要なものが80%の時間を食っている」というものだ。つまり、その20%の不要なものを取り除けば、これまでの20%の時間だけでかなりの仕事がこなせるというわけだ。

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