それは「働かないおじさん」だけの話ではない。年齢にかかわらず、「役に立つ人間」「価値のある人間」しか生き残っていけない時代に突入したことを、私たちはもっと自覚しなければならない。
あなたは「特別な付加価値を生み出せる人」ですか?
ビジネスは「環境の産物」である。コロナによって、日本経済や日本企業を取り巻く環境は激変してしまった。
経済やビジネスが縮めば、「新陳代謝」が起きるのは必然で、合理的なことである。強いものは生き残り、弱いものは淘汰される。
生き残りを賭けた熾烈な戦国時代に、私たちは突入していく。勝ち組と負け組の差はこれまで以上に大きくなり、格差は拡大するだろう。
しかし、変化にうろたえ、右往左往している暇などない。コロナ・ショックという「変化の本質」を正しく知れば、「生き残り策」も見えてくる。
衰退していくと見られている職業であっても、「特別な付加価値を生み出すことができる真のプロ人材」であれば、生き延びていくことはできる。逆に、時代にマッチした最先端の職業であっても、「付加価値の低いアマチュアレベル」では成功はおぼつかない。
これから問われるのは、「個が生み出す付加価値」が「プロレベル」か「アマレベル」かなのである。
コロナがきっかけとなる「人材の大淘汰時代」は、日本人にとって「『個』に立脚した時代」の幕開けでもある。
それと同時に、それぞれの職業に従事する一人ひとりが「『本当に価値のあるプロ』なのか、それとも『価値の低いアマ』なのかが問われる時代」の始まりでもあるのだ。
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