「バナナフラペチーノ」が完売続出のワケ

スタバに続きマックもバナナ飲料を投入

4月16日、スターバックスが発売したバナナフラペチーノ(正式名称:フレッシュ バナナ & チョコレート クリーム フラペチーノ)は、発売直後から当日準備分の売り切れが続出している人気商品だ。バナナフラペチーノの目玉は、「生のバナナを丸ごと1本使用していること」である。

また、18日には、マクドナルドもバナナ商品を投入した。なぜこの時期に、同時にバナナ商品が出たのか。バナナ人気の理由はどこにあるのだろうか。

万人に好まれるバナナ

まず、バナナを採用した理由は「4月の気候を考え、スッキリしたものよりリッチな味わいがふさわしいと考え、万人に好まれるバナナを選んだ」(スターバックス広報部)。もともと、バナナは季節を問わず出回っており、4月を感じさせるようなフルーツではない。それでも、あえてバナナを選んだ。

売れ行きを聞くと「予想を上回る出足で、本当にびっくりしている」と喜びを隠せない様子。「過去2年の季節限定商品も売れ行きが非常に好調だったため『さらに新たな提案を』ということで満を持して発売した。ただ昨年もよかったため、それ以上はなかなか難しいだろうというのが社内の予想だった。ところが、各店において初日の売り上げ金額も売り上げ数も、過去の季節限定品に比べ最も多かった」。

事前からSNSなどでのキャンペーンも活発に行っており、やはり「バナナ丸ごと1本」という点がインパクト大だったのか、発売前から話題が盛り上がっていた様子。今回の人気は、SNSを活用してのプロモーションが功を奏した形とも言える。ただ、発売当日に公式ホームページの閲覧数が、「見たこともない」数字に跳ね上がったのは予想外だったという。

オフィス街などでは昼過ぎに売り切れてしまうほどの人気だ。もともとチョコレートとバナナは、屋台の定番「チョコバナナ」でも親しまれている、相性のよい組み合わせだ。口にすると、どこか郷愁を誘うような、優しい甘みが広がる。

しかも、バナナを完全には溶け込ませず、ストロー(専用の太いサイズのもの)を通る程度の果肉を残したところがポイント。そのため、「チョコバナナ」の懐かしい味わいに、食感のサプライズが加わった。しっとりとしたブラウニー、シャリシャリしたフラペチーノ、そして生のバナナ独特のやわらかい果肉感と、さまざまな味・食感のハーモニーが楽しめるわけだ。

さらに、定番人気のキャラメルフレーバーを組み合わせた「フレッシュ バナナ & キャラメル クリーム フラペチーノ」も同時に発売している。キャラメルとバナナ、いかにもおいしそうなコンビである。こちらに使用したブラウニーは「キャラメルとホワイトチョコレート生地でマーブル状に焼き上げ」ているという芸の細かさも自慢だ。

610円+税というドリンクとしては異例の価格は「え、バナナなのに?」という意外感も否めないが、ケーキやパフェのようなスイーツと考えれば妥当なのかもしれない。

ヘルシー感があることから、食事の代わりになると考える人もいるだろう。実際、ツルンとして食べやすく、栄養価も高いため、朝食代わりにしているビジネスパーソンも多いようだ。デザート感覚の強いフラペチーノは、もともと女性や若者の支持層が厚い商品だが、今回に限り男性の購入者が多いというのも頷ける。

注意したいのが、420kcal(チョコレートクリーム)と、カロリーも結構あることだ。おいしくて栄養があるからといって、日に何杯も飲むのは避けたほうが無難。また無脂肪乳、低脂肪、豆乳などを選べば多少カロリーが抑えられる。

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