ここから先はおなじみ競馬コーナーだ。6週連続で続いた怒涛のG1シリーズも、7日の安田記念で一段落。夢のような名勝負をたくさん見させてもらったが、14日のエプソムカップ(G3、東京競馬場11R、距離1800メートル)は手抜きでいいかと言うとそうでもない。梅雨入り後の勝負もまた楽し。競馬とはせんじ詰めれば、季節感を楽しむ遊びなんじゃないかと思う。
それでは梅雨の東京競馬場でどの馬を狙うかと言えば、筆者の選択はピースワンパラディだ。このレースで勝率が高い4歳馬で、これまでの戦績が8戦4勝、上位3着以外がまったくなく、雨の日と不良馬場の府中で勝ちがある。3連複の軸とするにはもってこいであろう。後はレイエンダ、サトノアーサー、アイスストーム、シャドウディーヴァといった人気どころに流せばよい。
夏競馬はどうしても荒れがちになる。競馬は「1着を当てる」のが理想ではあるが、ここはなるべく信頼できる馬を軸として、金額は少なめにして、その分手広く買っておきたい。ゆえに流す相手は、重馬場に強そうなソーグリッタリング、久々の戸崎圭太騎手が騎乗するギベオンあたりまで。
かんべえ(吉崎 達彦)
双日総合研究所チーフエコノミスト
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Kanbee
吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。
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