スキー場に活気を取り戻せ! ライバル2社が販促でタッグ

スキー人気の衰退に何とか歯止めをかけられないか--。2008年度、全国のスキー場利用客は延べ約3億人。その数はスキーブームに沸いた1994年の4割にも満たず、折からの不景気で今季も利用客増は見込めそうにない。そんな中、スキー場運営の大手ライバル2社が手を結び、話題を呼んでいる。

共同プロモーションに乗り出したのは、苗場や軽井沢など10のスキー場を経営する最大手プリンスホテルと、ニセコや那須など同じく10カ所を手掛ける2位の東急リゾートサービス。11月に両社のスキー場で共通して使える前売りリフト券を販売したところ、売り上げは前年比20%増を達成。リフト券の値崩れが止まらない中、3000円と前売り券としては高めの設定だが、18ものスキー場で使える利便性が消費者の心をつかんだ。

新たなファン開拓でも手を組む。ここ数年、スキーブームを謳歌した世代が自らの子どもを連れてスキー場に戻ってくる現象が見られたが、その“特需”も終焉が近い。そこで今冬は両社6施設でリフト券も含む無料ジュニアレッスンを開催。来季からは共同でファミリー向けパンフレットを制作する。両社スキー場の利用客数は年間合計で延べ500万人、シェア12.5%(08年度)に上る。業界トップ2社の挑戦によって、スキー場は再び活気を取り戻せるか。
 
(堀越千代 =週刊東洋経済)

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