日本の企業信用トレンドは安定化《ムーディーズの業界分析》


コーポレート・ファイナンス・グループ
SVP−チーム・リーダー 谷本 伸介
アソシエイト・アナリスト 斉藤 円

*本稿は2009年11月2日発行のムーディーズのリポート「アジア太平洋地域の企業信用トレンドは安定化」(7~9月期)からの抜粋です。

日本
 継続的な景気刺激策や、日銀のCP・社債買い入れによる流動性サポート、日本企業の事業構造改革およびコスト削減策を背景に、市場の流動性および投資家の信認は回復し、日本の信用状況は安定化している。

2009年第3四半期、日本の事業会社の格付けトレンドは安定化傾向を示すアジアの状況とおおむね同様であった。ネガティブな格付けアクションは09年第2四半期の12件から8件へと半減した。複数ノッチの格下げやフォールン・エンジェルの例はなかった。国内金融環境の再活性化により、投資適格等級企業は債務のリファイナンスやバランスシートの資本増強のための資金調達が行えるようになった。

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