魔法級!「1枚の紙」で仕事も家事もラクになる デキる人は「箇条書きのリスト」を書いている

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それではリストのアウトライン化を使って、仕事で誰もが作る「やることリスト」を、さらに便利にしてみましょう。

やることリストを作る際に注意しなければいけないのは、それが実際には「やることリスト」ではなく「やらなくてはリスト」になっているという落とし穴です。

「あの仕事をやらなければ」「これを絶対に今日中にやる」――こうした項目を書き出すと、リストを見ているだけで、心の中の焦りや恐怖を感じてしまい、ストレスのもとになります。

そこで、この強迫観念を生み出している項目の下に、字下げをして「実際にどう行動すればそれが解決するのか」を具体的に書いてみます。

書き出せたら、ぶら下がっている項目(具体的な行動)だけを取り出して、新しいやることリストを作ってみましょう。これだけで、ストレスのない、実行しやすい「やることリスト」が簡単に作れます。

リストで仕事の交通整理をしてみる

いま紹介したのは、やることリストを作るときにどうしても混ざりがちな「仕事に対する思いや先入観」と「仕事そのもの」を、やはりリストを使って分離した例です。

先入観や、ストレスを生み出す感情を排除して書き出すことで、行動しやすい「やることリスト」ができあがるのです。

次に、このリストを複数のリストに分割してみましょう。仕事について1つ、家庭について1つ、緊急の仕事と雑用を分けて書いたものを1つ、といったようにリストを整理してみます。

すると、今度はリストが「いま向き合うべきこと」の交通整理をしてくれるようになります。

仕事の現場で「仕事のリスト」を前にしているときは家庭のことをいったん頭の中から追い出し、緊急の仕事をしているときは雑用を頭から追い出すといった具合に、意識的に「時間と集中力の割り振り」ができるようになるのです。

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