デキる人の1日は「前日の寝る前」から始まる

"入眠儀式"が翌日のパフォーマンスのカギ

睡眠は翌日のパフォーマンスに備えるスタート地点です(写真 :zon / PIXTA)
医師でハイズ代表取締役社長の裴英洙氏は前作『なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか』で、睡眠、栄養、体調管理、ストレスコントロールなど、多面的な疲労回復法を紹介して、好評を博した。今回上梓した『一流の睡眠』は、日本人の多くがモヤモヤを抱えたままやり過ごす睡眠問題にメスを入れており、お役立ちスキル満載の一冊だ。裴氏にそのエッセンスを聞いた。

 

──日本は睡眠の量が少なく質も低い不眠大国、と評されてますね。

これまでは眠りの量、たとえば8時間睡眠がよいと定説のようにいわれてましたが、量にも増して重要なのは質です。睡眠不足による不具合はすぐには現れない。通常7時間寝てる人が1週間だけ5時間に短縮しても何とかやれる。でもその間疲労は確実に蓄積されています。「週末寝だめすればいいや」というのは間違い。寝不足による「睡眠負債」を一気に返済しようとすると生活リズムが崩れ、かえって翌週に悪影響が及ぶ。睡眠は「貯金」できません。

睡眠は一生の3分の1を占めます。その割に案外真剣に考えられてない。何かあれば真っ先に削られるのが睡眠時間だったり、問題意識が希薄。今回は、医師としての視点と、パフォーマンスを重視するビジネスパーソンとしての視点とでメッセージを送りたいと思いました。

就寝は翌日のパフォーマンスに備えるスタート地点

──就寝は一日のゴールではない、翌日のパフォーマンスを最大化するためのスタート地点だ──、という主張は目からウロコでした。

就寝をもって一日の終わりとするのではなく、次の日のパフォーマンスに備えるスタートととらえるのがプロのビジネスパーソンだと思うんですね。「今日は疲れた、さあ寝よう」じゃなくて、明日を最高のコンディションに持っていくために眠るという発想の転換。一日の始まりを一晩前倒しするだけで、睡眠に対する意識は大きく変わるはずです。

今やビジネスパーソンは成果主義の重責を背負ってる。明日のパフォーマンスを上げるために眠る、という能動的睡眠へ意識を変えることが大事になってくると思います。

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