来年の目標を達成するために今準備すべきこと 「いつかやりたい」は、思わないほうがマシ

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もうすぐ年の瀬。来年の目標達成にむけ、実現につながる方法をお教えします(写真:asbe/iStock)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

今年も残りわずか、年頭に心の中にあった目標は達成できたでしょうか。そもそもどんな目標だっけ?と記憶が曖昧な方、今年もダメだったなと後ろ向きになる方、まだ1週間余りあると超ポジティブな方、さまざまな方がいらっしゃるのではと思います。

来年こそは!という思いを新たにする時期に、目標の実現につながる方法をお伝えしたいと思います。

念ずればかなう?

よく、強い気持ちがあればかなうと言われることがあります。では、かなわなかったのは思いが強くなかったからなのでしょうか?

私が実施している研修の中で、参加者の方にこのような質問をすることがあります。

何かお誘いを受けた折、明確な出欠の意思を示さず「行けたら行こうかな」と思っているところに、実際に行きますか(行きましたか)?

95%以上の方が、行かないと思う(行かなかった)と回答します。

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行けたら行こう、やれたらやろうと思っている段階で、達成される確率は非常に小さくなるのです。

そういう意味では、確実にやろうという強い意志が結果を左右するということが考えられます。当たり前のことですが、たとえ不測の事態が起きてもなんとかしようと試みるからです。

例えば、交通遅延で約束の時間に間に合わないかもしれないという事態を想定します。

大切な商談の前には、早めに出かけるという行動が伴うことにより、交通遅延の状況を早めに察知することができ、迂回に時間がかかっても問題ない場合もあります。場合によっては、お金がかかっても新幹線の1駅利用やタクシーを使用することに躊躇しません。

次ページ意識が行動を変えることにほかならない
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