サムスン電子、最新機種を公開

最新スマホ「ギャラクシーS5」と、ウエアラブル

2月24日、韓国のサムスン電子は、主力スマートフォンの最新版「Galaxy S5」やスマートウオッチの新製品などを発表した(2014年 ロイター/Gustau Nacarino)

[バルセロナ(スペイン) 24日 ロイター] - 韓国のサムスン電子<005930.KS>は24日、主力スマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)の最新版「Galaxy(ギャラクシー)S5」やスマートウオッチ(腕時計型端末)の新製品などを公開した。

消費者が身に着ける「ウエアラブル端末」に開発競争の場がシフトしつつあることが浮き彫りになった。

ウエアラブル端末では、サムスンが昨年、スマートウオッチ「Galaxy Gear(ギャラクシーギア)」を発売、ソニー<6758.T>や華為技術(ファーウェイ)などが追随している。

ウエアラブル重視へのシフトは、サムスンが直面している課題も浮き彫りにしている。スマホの販売ペースが鈍り始めるなか、市場には中国のメーカーの低価格品があふれ、サムスンの収益を圧迫している。

それに対抗するため、コスト抑制を迫られたサムスンは派手なマーケティングを控えるようになっている。また、ハードウエアの革新的な改良を重視していた従来の戦略を転換、最近では幅広い顧客層にアピールしようと、製品の細かい機能に工夫を凝らすようになっている。

ギャラクシーS5、4月発売へ

サムスンのモバイル部門の共同最高経営責任者(CEO)兼社長、JKシン氏は、バルセロナで開催中の携帯電話見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で同社社員やパートナー、メディアに対し、「ギャラクシーS5で基本に帰る」と述べた。ギャラクシーS5は4月11日に世界各地で発売するが、価格はまだ公表されていない。

同氏は、これらの端末は新技術で消費者を圧倒するものではなく、フィットネスなどを好む消費者に便利な機能を搭載したと強調。「当社の顧客は、目を見張るような技術や複雑な技術を要求しているわけではない」と話し、求められているのは美しいデザインや高機能のカメラ、通信速度や健康に役立つ技術だと述べた。

ギャラクシーS5は従来製品と比べて革新的というほどではないことから、市場の反応はこれまでのところ地味なものとなっている。

調査会社フォレスター・リサーチのアナリスト、トーマス・フッソン氏は「S5は優れた機能を搭載しており、積極的なマーケティングも奏効して好調に売れるだろう。ただ、売り上げの伸びを今後も継続できるほど差別化ができているだろうか。フィットネスや指紋認証でアップルに勝てるだろうか。私はそうは思わない」と述べた。

スマホの最新版ギャラクシーS5はスクリーンサイズが5.1インチと、従来機の5インチより若干大型化したほか、カメラの機能を向上、指紋による生体認証機能も搭載した。

アナリストらは、S5における改良点は過去のモデルに比べて規模が小さく、トップエンドのモデルにおいては新機能の導入が難しくなっていることを示していると指摘している。

IBK証券のアナリスト、リー・スンウ氏は「S5の発売直後の売れ行きがS4を上回る可能性は非常に低い」と指摘。「発売後最初の3カ月の販売台数は2000万台を下回るだろう」との見方を示した。

フィットネスに特化したウエアラブル

またサムスンは今回、スマートウオッチ「Gear(ギア)2」を公開した。これは基本ソフト(OS)「Tizen(タイゼン)」を搭載。端末を身につけている人の心拍数を測ることなどができる。

フィットネス分野をターゲットとしたリストバンド型端末「Samusung Gear Fit(サムスン・ギアフィット)」は歩数計や心拍数測定の機能などを備える。

 

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