ケータイ以上でPC未満 シャープ新型携帯端末の狙い


 液晶テレビなど数々の新市場を切り開いてきたシャープが、また「市場創造型」の新製品を打ち出した。9月25日に発売した新インターネット端末「Netwalker」である。

A6サイズと小型だが、無線LAN機能を搭載し、メールの送受信やネットの閲覧ができる。OSにLinuxベースの「Ubuntu」を採用することで起動時間はわずか3秒。バッテリー駆動も10時間の高耐久性を実現した。

シャープの携帯端末といえば、かつて「ザウルス」があった。一部の層に根強い人気があったが、結局、高機能化する携帯電話に市場を奪われた経緯がある。今回は、よりネットの操作性を強調。スマートフォンでネットを閲覧するには画面が小さく、一方ネットブックだと起動に時間がかかり、電池寿命も短い。「Net walker」は、この双方の課題解消を狙った。「携帯電話に続く2台目の端末として新需要を喚起したい」と、同社の松本雅史副社長は語る。

今年度は国内10万台の販売を計画。中国など海外展開も視野に入れ、年間100万台を目標に掲げる。主な購売層はITに敏感なビジネスマンを見込む。今後は女性や高齢者に向けた専用ソフトの開発など、利用者の裾野をいかに広げるかが普及のカギとなりそうだ。

(西澤佑介 =週刊東洋経済)

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