甘やかせることと躾けることは、両立する

思う存分甘やかすが、絶対に子供に下手に出ては駄目

  グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、一般的な家庭ながら、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。

 

今回は、第一子を育てているお母様の、甘えを受け止めることと躾けの境に関して戸惑っておられるケースに関して、考えてみたいと思います。

【ミセス・パンプキンへの子育て相談】
 現在3歳になる女児の母親です。日々子供の躾の方法に悩んでいます。娘は外面が良すぎるようで、私と一緒にいない場所では聞き分けがよく、とてもお利口らしいのですが、反面私と一諸だとわがままで、思い通りにならないと長時間泣き叫んだりします。
 機嫌の良いときは、きちんと言い聞かせると、我慢ができるようなのですが、些細な環境の変化(保育園に新しい先生が見えた時など)や少し体調がすぐれない時などは、全く我慢ができず対応に困ります。他人に迷惑をかけるようなこと(暴力など)はほとんどありませんが、迷惑をかけるような場合には機嫌の良し悪しにかかわらず、どんな時でも叱るようにしています。
 その他の事については、どこまでを許せば良いのか、私自身判断ができておらず、甘えを受け入れることと、甘やかさないで厳しく躾けることの違いがよく分かっていません。
 親としての資質に欠けていると思っていますが、私と同じように問題解決能力のない大人に育てるわけにはいかないので、良い方法があれば教えてください。

 

<ミセス・パンプキンからのコメント>

母親に甘えられるのは、子が愛情を受け入れている証し

お嬢様は私の経験からしますと、まったく正常ですよ。ママがいないときは聞き分けがよくお利口なのですね。3歳にしてちゃんと社会性を身につけておられます。

そしてママにはたっぷり甘えることができるお子様なのですね。虐待を受けている子たちは、まず大人の顔色を窺う癖が付いて、甘えることを許されず、甘え方を知りません。貴女はお嬢様に、愛情をたっぷりかけてお育てになっているのですね。けれど甘えさせることのさじ加減に、自信が持てないのですね。

私の友人に、子供たちを猫可愛がりして育てた人がいて、よく、子供をダメにすると忠告されていました。その人の返事が潔いのです。「自分の子を可愛がるのに誰にも遠慮しないし、誰にも文句を言わせない」。その友人の子供はダメになっていませんよ。

今のうちにたっぷり甘えさせて、子供の幸せそうな顔やしぐさから、親もたっぷりと幸せや喜びを味わうべきです。子供が甘えてくれる時期なんて、すぐに終わってしまいますからね。

ご自分を振り返ればわかることですが、思春期を迎えたころからの反抗期から始まって子供というのは、いろいろな形で親に心配をかける存在です。とても憎らしかったり心が通じなかったり、手を変え品を変え、これでもかこれでもかと問題が続くこともあります(良いお子さんを育てた方からは、笑われそうですが)。

昔の人はこのことを「子供から喜びをもらえるのは3歳まで」と言いました。3歳までというのは少し大げさですが、私の場合、この時期の可愛かった記憶があったからこそ、どうしようもなく憎らしい時も、子供の本来の姿を見失わずに対処できたことがあります。

「子供からもらう喜びは、心配事に比べればはるかに少ない」とも言います。いろいろな意味で、今のうちに育児をたっぷり楽しまれることをお勧めしますよ。

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