理想を堂々と語れる人が圧倒的に足りない
今の日本に圧倒的に足りないのは、はるかぜちゃんのように、理想を堂々と語ることのできる人ではないでしょうか。
バブル崩壊以降の傾向なのか、リーマンショック以降の傾向なのかは調査が必要ですが、何を考えるにしても「現実的には」と、まずは否定的思考から入ってしまう。
理想ばかりに傾きすぎて浮き足立ってしまうのも考えものですが、理想を完全否定してしまうから社会全体の雰囲気がすさんでしまうように感じるのです。
はるかぜちゃんの語る理想にも、多くの人が「政治的意図」や「黒幕の存在」など、余計な現実的悲観を追加しだします。そういったバイアスがかかった状態で、はるかぜちゃんのような人を見ると、どうしてもインチキくさく、現実離れしていて、生意気で、非常識なように見えてしまうのでしょう。
ジョン・レノンの不朽の名曲「イマジン」の歌詞を思い出してください。
最初の「Imagine there’s ~~~(~~~な世界を想像してみよう)」はすべて理想です。現実に実現できるかと聞かれれば、なかなか難しいでしょう。
しかし、彼はその後にこう語ります。「You may say I'm a dreamer, but I’m not the only one.(キミはボクを夢想家と言うだろう、でもボクは1人じゃない。)」
今こそ、もう一度、理想とは何なのかを問い直し、そこにたどり着くための現実的な方法はどんなものがあるのかを前向きに考えていくべきです。
ここ数年で国内外はあまりにも早く動きすぎました。これまでの自分の認識を一度リセットすべき時が来ているように感じます。
現実的なプロセスの問題で争う前に、まずは理想を共有する。それによって、みんなが1つになることが大切ではないでしょうか。
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